2018
22
Jul

, 日本, 表現

『昭和の香り』~浅草の風景~

ふと、落語を観てみたくなって、一人、浅草を訪れた。

 

今まで浅草を”観光する”という視点で観て回ったことはなかった。

 

ただ、電車の通過点の一つとして通り過ぎていた場所。

 

でも、改めて、少しだけ時間をかけて歩いてみると、そこには、私が美しいと感じる日本の景色があった。

 

 (何気ない路上の風景)

 

今回、私が浅草を歩いて一番強く感じたこと。

 

それは、

 

”昭和の香りがする”ということ。

 

どことなく暖かくて、優しくて、やわらかくて、心が落ち着くような、そんな雰囲気。

 

自然とは異なる美しさ。

 

(帰り道、雷門前の風景)

 

”昭和の香り”という言葉を使ったけれど、実際には、昭和のほぼ最後の年、昭和63年に生まれた私にとって、昭和は空想の世界でしかない。

 

でも、なんとなく、昭和だと感じる風景がある。

 

おそらく、自分の無意識のどこかに昭和があるのだと思う。

 

前に一度、似たような感覚を味わったことがある。今から3年半ほど前、台湾を一人旅した時。

 

”昭和な日本”を台湾の中で感じた。

 

きっと昭和ってこんな感じだったんだろうな、といような景色。

 

(台湾、高雄の夜市)

 

一昔前の日本という感じがした。

 

記憶する限り、ある場所を訪れて昭和を強く意識したのは、今回の浅草と台湾の旅の時だけ。

 

なんだかとても懐かしい感じがした。

 

(浅草の夜)

 

温かみのある場所。今の平成の世には、少なくなってしまったものなのかもしれない。

 

浅草にはそれが、少し残っているように感じた。

 

失われてゆくものと、残り続けていくもの。

 

きっと、昭和の最後の年に私が生まれている、ということにも何か意味があるのだと思う。

 

(商店街の景色)

 

今回は、初めて浅草をゆっくり歩いてみた。

 

きっと、”落語を観たい”と思わなければ、わざわざ足を運ぼうとはしなかっただろうと思う。

 

浅草以外にも日本の中には、まだまだ知らない場所が無数にある。

 

行ってみないと分からない。

 

私がたくさんの場所に足を運び、良いものと出会い、写真を撮り、

 

今の時代の記録として写真や言葉を残していくことにも、意味があるように思う。

 

思い立った時、興味が向いたとき、少しずつ足を運んでみたいと思います。

 

写真だけ載せようと思ったのですが、色々と書きたいことが出てきたので、ブログにまとめてみました。

 

落語も初めて観ましたが、非常に面白いものでした。

 

また行きたいなと思います。

 

最後、載せきれなかった写真だけ載せます。

 

では。

(五重塔)

 

(赤だけを残して撮影)

 

(夕方でも人がたくさん。外国の方も多いです)

 

(浅草演芸ホールで落語をやってます)

 

(暖かいオレンジ色がいいなと思います)

 

(色んな事が書かれています)

 

(巨大な雷門)

 

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