写真を撮るようになってから早8年
全くの独学で始めた写真だったが、おかげさまで今ではたくさんの方に評価をいただいている
誰に教わったわけでもないから
基本的に写真のことは今でもわからないことばかり
撮って撮って、何とかほんの少し、撮りたい写真が撮れるようになってきた
なんとなく写真のことがわかってくると
写真表現の計り知れない深さがみえてくる
きっと、一生かかって何かを見出すのだと思う
先日たまたま購入した「写真関係」という,石内都さんの本にこんな言葉が書かれていた
「写真はなんと正直で恐ろしいものだろうか。写された写真を見るだけで、その写真を撮った人の心情や感覚、教養や人格までもが見透かされてみえるものである。数ある表現方法、手段の中で写真ほど作り手のすべてが反映されてしまものは他にない」(石内都著「写真関係」筑摩書房,P11)
衝撃的だった言葉
撮りながら薄々感じていたこと
自分自身の在り方そのものが、写真に直結している
あなたは、なぜ写真を撮っているのか
そう、問いかけられているような気がした
ただ単に美しい世界だけを表現したいのではない
もっともっと深い、大切な何かを写真を通して伝えたい
石内さんの言葉からもわかるように
深い写真を撮るためには、私自身が人として成長し続けていく必要がある
たくさんの場所に足を運び、幾多の美しきものと出会うこと
そして、なによりも、たくさんの人と出会うこと
いつかきっと、私のすべての歩みが写真にも活きてくる
未来に、いったい何が撮れるようになるのか
私自身が楽しみです
それまで、しばらく、歩みを続けてみたいと思います
第2号「写真に写し出されるもの」
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