会場、日程(在廊予定)
「 碧 」~AIアートと写真が紡ぎ出す物語~
日程:24/10/12(土)~10/27(日)8:00~18:00 火曜休み
※初日は搬入のため14時頃から。最終日は17時終了。
会場:カフェ・グレコ(滋賀県彦根市平田町673−1)
在廊予定:
・10/12(土)~14(月)
・10/19(土)、20(日)
・10/27(日)
※昼頃にはいる予定です(日によっては朝から)
※20日は14時頃まで
※10/26(土)はいません
開催の想い~AIアートと写真~
2024年6月に東京御徒町にある『ギャラリーしろむじ』さんで開催した個展を滋賀でも開催します。AIアートと写真の個展です。写真の展示は何度もしましたがAIアートは初です。両方を同じ人が1回の個展で飾るというのは調べる限り国内事例だと2例目か3例目です。
AIアートという言葉を耳にしたことがある人は多いと思います。ただ、実際に触れたことがある人は多くないと思います。写真でしか表現できないもの、AIアートだからこそ表現できるもの。私は写真を10年以上撮ってきて、AIアートを1年以上作り続けてきました。それぞれの違いと良さがあります。
東京の個展はおかげさまでたくさんの方が来てくださいました。(ギャラリー開設以来最高人数)テーマは同じで内容を飾るAIアートなどを一部変更して、滋賀でも開催します。
東京の個展風景(ギャラリーしろむじ)
2024年6月に開催した個展の会場風景です。壁の半分をAIアート、半分を写真で飾りました。
点数は約80点。滋賀のグレコさんの展示は壁の都合もあって20~30点になる予定です。
タイトルに込めた想い
展示タイトルはシンプルに「碧」。副題として「AIアートと写真が紡ぎ出す物語」としました。 碧(あお)には”青く美しい石”という意味があります。緑がかった青をしているというだけでなく、同時に美しい印象を与えるものを指しています。
今回飾る作品は色をベースに選びます。基本は青。一部、緑のような青も含めます。両方を表現できるものとして「碧」を選びました。 今回はAIアートと写真の個展です。両方が組み合わさることで一つの展示となります。それぞれが同時に存在することによって新たに紡がれていく物語があると思っています。
以上のようなことをイメージしてタイトルを決めました。
AIアートとは
私が初めてAIアートを作ったのは2022年の8月です。AIアート作成ツールも色々ありますが、私が使っているものはMidjourneyです。世界で最も普及しているAIアート作成ツールの一つです。今回飾る絵はすべてMidjourneyの中のnijijourneyを使っています。nijijourneyは、より2次元の絵(アニメ調のタッチ)に特化しています。
本格的にAIアートを作り始めたのは2023年1月からです。以来今まで合計18000回生成で約7万枚ほど絵を作ってきました。(1回の生成で4枚)。比較したことはありませんが数は日本ではかなり多い方だと思います。
AIアートが世に普及し始めてもう2年ほど経ちますがまだまだ一般化はしていません。ただ私はなんでか好きだったから作り続けています。もともとファンタジーが大好きでいつか自分でも描けるようになりたいと思いつつも、絵を描くことに対して時間をかけてはきませんでした。自分の思い描くような世界が表現できると知った時、楽しくて私はAIアートにのめりこんでいきました。
AIアートに対する意見は賛否両論あります。AIアートの普及によって社会には様々な影響が出ます。一部すでに出てきています。今まで人間の手でしか描けなかったようなものが良くも悪くも一瞬で描けるようになった世界。表現の民主化と呼ぶ人もいます。本当の意味でAIアートが社会に大きなインパクトを与えはじめるのは2025年くらいからだと思います。
過渡期にある今だからこそ、展示する意味があると思い今回の展示を企画しています。詳細は次に書きます。
展示の背景(写真とAIアート)
去年から個展するなら今年しかないと思っていました。まだAIアートが世に普及しきっていない今だからこそ展示する意味があります。来年以降、今以上にAIアートが一般化するはずです。そうなったとき、もはやAIアートを展示することの意義が薄くなります。なので、やるなら早いうちにという思いがあり、思い切って開催することにしました。
私が繋がっている人が優しいからなのか、AIアートに対して否定的な方はほぼいませんでした。むしろ写真と同じように、場合によっては写真以上に興味を持ってくれる方もいました。もともと私は写真を10年以上撮って本業ではないものの個展も何度も開きました。写真がある程度評価してもらえることは分かっているので少し新しいことにもチャレンジしてみたくなりました。
もともとAIアートだけを飾ろうと思ったのですが、どうせなら両方を飾って、それぞれの良さや違いを自分自身で感じてみたいと思いました。そして、来てくださった方にも両方を見て何かを感じ取ってもらいたいと思っています。
もともと青い色の写真をたまに撮っていました。10年撮っているのでかなり作品はたまっています。対象は空や水が中心です。写真とAIアートで何かテーマを決めるとなった時、”青”なら両方を表現するのにぴったりだと思って選びました。
作者プロフィール
AIアート
ファンタジーのような世界を創りたいと思っております。AIアートの実績としては友人から依頼されてトランプの絵柄54枚をAIアートで作ったことがあります。本の表紙も作ったことがあります。今後、絵本の挿絵も作る予定です。
写真
2010年頃から写真を撮っています。本業は写真とは全然関係ありませんが、たまに個展などもしています。最近は東京の富士フォトギャラリー銀座でも飾らせてもらいました。一人旅をして先々で写真を撮っています。自然やお祭りを撮るのが特に好きです。場所で言うと、特に富士山と屋久島と東北が好きです。見てくれた人の力になるような写真を撮りたいと思っております。
【主な展示歴】
2015年 カフェギャラリー無花果『地球の色』
2020年 アイアイエーギャラリー『静寂の音』
2022年 富士フィルムギャラリー銀座『富士山頂、夕刻の色』
2023年 カフェグレコ『富士山頂、夕刻の色』
2024年 ギャラリーしろむじ『 碧~AIアートと写真が紡ぎ出す物語~』
その他、デザインフェスタでの展示など展示回数は15回ほど
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